玄翁・金槌の柄のすげ方

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 ココで少し余談になりますが、柄のすげ方(普通、ホームセンターでは、頭に柄が付いた状態で売られていますが良い物になると、バラバラで購入します。その時頭に柄をつけることを”すげる”と言います)を紹介します。


 実は、へのへのマンも良く書籍等で道具について調べますが、現実と違うことが、まれにあります。


 玄翁、金槌のすげ方も、周りの大工さんを見ていると、書籍でおおかた紹介されているのとは違いました。とまどってしまったへのへのマンは、実際両方ためしてみて自分なりに使いよい方を使っています。
ココでは両方紹介しておきます。


 一般書籍等での据え方


 材料は樫の木、黒檀、桜、つげなどを使います。


 柄をすげるには季節があり関東では空気の乾燥している冬が適しています。この時期は木の中の水分が自然に抜けて木が一番乾燥してやせています。この時期にすげた柄は年間を通じて頭が抜けにくく、使っていて突然抜けるという事になりにくい。


 樫の木目は玄翁を振り下ろす向きと同じ方向で、少し太めで、木目がまっすぐの物を選びます。
そうすれば、折れにくく長持ちします。長さは30センチ前後で使う人の好みで良いでしょう。


 削るのに遣う道具は、小鉋、あるいは小さな反り鉋、無ければ普通の鉋。
 これらの道具を使い基本になる形まで削りだし小刀などで形を整え、サンドペーパーで、仕上げます。


自分の使いやすい太さに削る(卵形)
取り付け時には、金槌の釘を打つ部分を下にし定盤に立ててクリップエンドの所を小指一本の間隔を開ける。


 柄の上部を頭に対して直角になるように削る。


 柄の下の部分は、緩い曲線になるように削る。


 金槌の頭の穴の開いた部分を。ヤスリなどで面取りをし、柄を入れるときに削れたり、めくれたりしないようにしておく。こうすることで、きつめの柄を入れやすくする。


 柄の頭を取り付けるときには、”木殺し”をして、きつめに差し込む。


 頭を下にして頭が落ちないぐらい手で押し込みます。


 それから、頭を下にして、柄の後ろを叩きます。
この時、決して頭(金物のほう)を叩いてはいけませんよ!
何度か叩くと、反動で頭が柄の方に入っていきます。


 完全に入っていけば完成です。


 最後に、鉄や木のくさびを使い柄を固定すると後で、くさびを打つときに木が割れる可能性があるのと、木がやせてきたときに頭がはずれやすくなるので出来るだけ、くさび無しですげれる様にすること。


基本は上記を参考にするのですが、へのへのマンの場合は、


 材料は”グミの木”を使います。


 これは関西独特のようですが、樫の木は堅いので、叩いたときの震動がもろに手に伝わります。
グミの木は、非常に粘りのある木ですので、叩いたときの震動を逃がすことが出来ます。
関西では、鑿の柄もグミの木が多いですよ。


 すげる季節はやはり冬ですね。乾燥しているので良いです。


 あと、柄の形ですが、ココが大きく違います。一般的には、叩く面の方に反るように削りますが、
へのへのマンの周りでは、その反対のほう、つまり、材料に対して反対に反る方に削ります。


 理由は、叩いたとき柄と材料が挟まる事が多いです。釘に(鑿に)対して頭の平らな部分がまっすぐ当たりにくいのです。これは手間ですがあなたが一度使ってみて良い方を選ぶしか有りません。その人の癖も大きく影響しますから。


 それと、柄の断面の形ですが、一般的には卵形なのですが、僕は8角形に近い形に削ります。しかも少し太めに。


 へのへのマンは人より少し手が大きいせいもあり、卵形に削ると材料が細くなってしまい、しっかり握らないと、柄が手から抜けます。しかししっかり握ると余分な力が入ってしまって、釘も打ちにくくなりました。その解決方法として、8角形にして表面積を大きくとれるようにしたのです。
そうすれば、指の関節に良く柄が引っかかってくれ、余分な力をかけずとも使えるようになりました。


 少し太めにするのは、てこの原理と同じで細い物を握るより、少し太めの物を握る方が少ない力で握れるからです。これはそれぞれの手の大きさで太さは変わりますので、最初は太めにしてすげ、使いながら徐々に削っていけば、あなたの使いやすい太さに出会うと思います。

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